有価証券報告書の読み方
有価証券報告書の読み方
財産目当ての有価証券報告書はそこまで難しくない。見る観点は大きく2つ。
一つ目は、総資産の種別、二つ目が赤字続きではないか、という観点だ。特に一つ目がとても大切で、二つ目はサッとバフェットコード等で確認するだけでも良い。
今回は一つ目にフォーカスをしてお話をしていく。
総資産の種別
総資産の種別とは何かというと、「その会社がどういう資産を保有しているか」ということだ。
具体的には、現金、売掛金、在庫、債権、有価証券、土地、工場用機械などが挙げられる。
それらに、現金化する際の比率をかける。
例えば、私は以下の比率をかけている。
現金: 100%
売掛金、債権: 80%
在庫: 65%
有価証券: 時価
土地、工場用機械: 15%
もちろん業種や業界によって上記の比率は変えるべきなのであろうが、一つの指針となれば幸いである。
そして、このように総資産に比率をかけ、負債を差し引き"補正済純資産"を計算、時価総額と比較をする。
補正済純資産が時価総額を上回れば、その会社のビジネスモデルを"無料"で手に入れたようなものである。
まとめ
これらの分析手法を用いて有価証券報告書を見ると、バフェットコード等で得られるPBRより一歩踏み込んだ結果が得られる。
あなただけの「石油王」を見つけ出し、結婚しようではないか。