みちほすとの期待値投資ブログ

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銘柄2. 【5210】日本山村硝子

もう一つの銘柄

バフェットコードで選定したPBR<0.2の銘柄で、

銀行株以外で選定したのが

【5210】日本山村硝子

である。

 

日本山村硝子は、日本シェアNo.1のガラス瓶老舗メーカーであり、

私の大好きな「山崎」「白州」のウイスキー

愛おしいビンを作っているメーカーである。

 

ビンはリユース、リサイクルできるのがとてつもない強みなので、

出荷後回収しやすいという観点で、飲食店などに多用されている。

 

コロナになり、飲食店が大打撃を受けているのは周知の事実だが、

飲食店でお酒が売れなくなった結果、日本山村硝子は大打撃を受けた。

かつ、政府からの支援もない。

 

そもそも斜陽産業ということもあり、株価は右肩下がりであったが、

コロナ後、大赤字を叩き、株価はコロナ前の水準には戻っていない。

 

しかし、資産を見ればとても割安だった。

時価総額約90億円に対し、(負債を差し引いた)純資産が450億ほどあったのだ。

コロナが落ち着き、赤字さえなくなれば(浪費癖がなくなれば)、

株価の水準は元に戻ると信じていた。

 

実際に本社や工場にも出向いてみたが、

特段ネガティブな印象は無く、しっかりとした一部上場企業だという印象だった。

年収目当てで買っているわけではないので、

財産目当ての銘柄についてはまあこんなもんかという気持ちで買い進めることにした。

 

結果

結論から言うと、この投資も正しいと明言はできなかった。

なぜならば、持つ資産が固定資産が多かったからだ。

 

赤い本でも述べられているが、

保有資産は現金に換金しやすければしやすいほど良い。

財産目当てで結婚したはいいものの、資産のほとんどが田舎の森だったら、

換金するまでに時間はかかるし、帳簿価格よりはるかに跳ね上がった価格で売れるケースはそうない。

 

もちろんその森の資産価値を正確に見積もる必要はあるが、

私にはまだその能力はない。

 

日本山村硝子の保有資産は、

固定資産、とりわけ工場などの土地や、ビン生産のための機械等が多く含まれていた。

(製造業の宿命なのかもしれない)

 

帳簿価格を見てみると確かに割安に見えるが、

実際その固定資産がどのくらいの価値があるのかを見積もることは

私にはまだできなかったので、手を出すべき銘柄ではなかった。

(手を出すまでにもっと事前調査が必要であった。)

 

赤い本には土地や在庫などの簡単な価値の見積もり方も書かれているので、

興味のある方はぜひ手に取ってみてほしい。

https://amzn.to/3nRGtE4

 

ちなみに私はこの銘柄を今でも保有しているが、

現在は購入時とほぼ変わらない価格で推移している。

土地や工場機械の正確な資産価値の見積もり方を勉強の上で、

割安と判断できた場合はさらに買い増そうかと思う。

 

※本ブログは特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

私の具体的な失敗談等を踏まえて、自己判断で購入選定ロジックを見出していただき、

投資に役立てていただければ幸いです。