みちほすとの期待値投資ブログ

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銘柄1. 【7173】東京きらぼしFG 

PBRとにらめっこ

ここからは私の具体的な経験に沿って話を進めていく。

先ほどの赤い本を読んで、PBRを見て投資をしていこうと誓った私は、

方針をざっくり決めていくことにした。

まずは私の母語は日本語なので、日本株に対象を絞り、

かつPBR下位40社から銘柄を選定することにした。

 

バフェットコード

https://www.buffett-code.com/

 

上記のサイトで、PBR<0.2と条件を入力して出てきた検索結果を

一つずつ見ていった。

そうすると、大半が銀行株で占められており、銀行株以外の銘柄はいくつかしかなかった。

 

銘柄選び

経験がまだ浅いので、PBR下位40社から極力分散しようと思っていた私は、

銀行株から一つ、その他から一つ選ぶことにした。

まず一つ目に銀行株から着目した銘柄は、

【7173】東京きらぼしFG 

である。

 

選んだ理由としては、PBRが0.1台だったこと、

他の銀行株より利益率が高かったこと、首都”東京”の地銀であること、

もともと東京都の資本が入っていた「東京都民銀行」と合併してできているので

都とのパイプがあること、などを考えながら、とりあえず買ってみた。

 

また、貸出先の”危険度”的なものが有価証券報告書には記載されており、

他の銀行と比較してみたところ、メガバンクほどではないが、

他の地銀と比べると安全そうであった。

 

数字だけだと嫌なので、窓口に行って口座開設をしてみたりもした。

そこでは、なぜわざわざ当行に口座開設を?と問い詰められ、

何を言ってもその場限りのウソのような発言しかすることができなかったので、

ついには株主であることを明かしてしまった。

 

これこそが対面営業力か。と痛感し、この銘柄を買い進めることに決めた。

 

結果

結論から言うと、この投資については間違いであった。

というのも、有価証券報告書をしっかり読み進めると、

優先株式」なるものが発行されていたからだ。

 

優先株式」とは何かというと、企業が資金に困った際に発行する株式で、

議決権はないものの、「普通株式」より、優先的に配当等を得ることができる株式だ。

 

東京きらぼしFGの優先株式には期限が決められており、

普通株式を対価として会社側が優先株式を買い戻す旨が記載されていた。

 

そして、この優先株式は、

バフェットコードにおける時価総額の記載には加味されていなかった。

 

そこで、優先株式を加味の上、再度PBRを計算してみたところ、

PBRは0.2を上回っていた。

 

そう、私の銘柄選定ロジックにおける投資対象ではなかったのだ。

 

結果としては現在含み益で20%ほど出てはいるが、

投資対象を選ぶ際には優先株式に気を付けなければならない、

と気が付いた一つ目の失敗だった。

 

※本ブログは特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

私の具体的な失敗談等を踏まえて、自己判断で購入選定ロジックを見出していただき、

投資に役立てていただければ幸いです。