みちほすとの期待値投資ブログ

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なぜ株式市場は右肩上がりなのか?

全世界株式インデックス投資をしている人が正しいとしている仮説

先述の記事、『投資におけるメディアリテラシーについて』にて述べたように、「大衆は投資系情報発信者の情報をインプットすると、勉強した気になってしまう」という課題が我々には存在する。現に私も、インデックス投資において必要な分析・考察すらも不足していた過去があった。(現在も不足している可能性は大いにある。)

それに際し、「全世界株式インデックス投資をしている人が正しいとしている仮説は何だろう?」と疑問がわいてきたので、自分なりに考察を行ってみた。もちろん、直接的には「株式市場が右肩上がりである」というのが回答なのであろうが、では、なぜ株式市場は右肩上がりなのであろうか?

 

なぜ株式市場は右肩上がりなのか?

想定されうる回答としてまず挙げたいのは、「各国政府がお金を刷り続けているから」という回答である。もちろんそれも正しい一要因ではあると思うが、しかしそれでは、債券や金などの商品を、株式が極端にアウトパフォームしている事象に説明がつかない。

次に想定される回答として挙げたいのは、「資本主義経済であるから」という回答である。こちらも正しい理由ではあると思うが、株式市場が右肩上がりである理由に直接的には結び付かない。(論理の飛躍があるように思える。)

 

では、なぜ株式市場は右肩上がりなのか?

それは、「資本家(株主)が労働者から搾取をしているからだ」というのが私の意見だ。

 

例を出して説明してみよう。一年間で100億円の利益を生む企業があったとする。そのうち人件費として10億円労働者に支払いを行えば、会社の利益は90億円だ(詳細な経費等の計算は今回割愛する)。この90億円こそが株主が享受する価値であり、そのうち一部は配当金へ、そのうち一部は企業の自己資本として蓄えられるかもしれない。

そしてこの90億円こそが、株式価値として積みあがるもので、株式市場が右肩上がりになっている原動力だと私は考えている。

 

まとめ

全世界株式インデックス投資を行う際には、「資本家(株主)が労働者から搾取をしている構造=資本主義経済」が崩れないことを仮定している。それらの仮定が覆った際には、前提条件が変わってしまうため、損切りなりリバランスを考えなくてはならない。逆に言えば、それらの仮定を脅かす問題以外は、取るに足らない問題であるということだ。

実はそのほかにも、労働者と資本家の関係性についてや、株式市場が右肩上がりな理由について、リスクとリターンの軸で考察してみたことがある。そちらの考察内容については後日気が向いたら、記事にしていきたいと思う。

 

そんなところで、今日は終わりにしましょう。