投資のルールの重要性
投資のルールの重要性
「抽象的な話ばっかりで、結局どの株を買えば良いのか教えてくれよ」という声が聞こえてきそうだが、もう少しだけ耐えて聞いていただきたい。
よく巷で"投資のルールを作れ"と言われるが、それは何故であろうか。私は、それは大きく二つの理由があると考えている。
それは、
①感情を排除できるから
②再現性のある投資ができるから
である。
感情を排除すること
本日実は、ウォッチリスト銘柄のうち購入していない銘柄がストップ高を迎えた。
わずか数ヶ月で買い逃しがこれで2銘柄目である。ウォッチリストに入っている銘柄数は両手に満たないのに、全くこれはなんなんだ。
と、これがリアルな感情である。日々の値動きを見てしまうと気になって仕方がない。少し上昇すれば買いたくなってしまう。
そのような感情起因の売買を止めることができるのが、投資のルールである。冷静なときにバチっと決めたルールに冷酷に従うだけだ。感情での売買をしてしまうと反省が難しいが、ルールに従った売買であればルールを見直せば良い。
それが感情を排除することのメリットだ。
再現性のある投資
もう一つの理由は再現性のある投資ができるから、である。ルールを定め、反省を繰り返し、最強の"投資のマイルール"ができたとする。
その後は簡単だ。常にそのルールに従えばいいのだ。冷酷にルールに従い続けるだけで、史上平均を圧倒的に上回るパフォーマンスを得ることができる。
逆にルールを定めない投資をし、少しばかり結果が出てしまったとする。それは"運が良かった"のだ。同じ投資は二度とできない。
つまり、投資のルールそれ自身が資産になりうるのだ。
雑談だが、冒頭で挙げた 「抽象的な話ばっかりで、結局どの株を買えば良いのか教えてくれよ」という質問は、上記の観点から言うとナンセンスである。私の紹介で銘柄を購入したとてそれは"運"であり、再現性は全くない投資である。
魚に価値がないとは言わないが、魚の釣り方にもっともっと大きな価値がある。みなさまには是非ともそれをお伝えしたい。
投資のルールを作る際の注意点
上記の二点を意識した上で、私が投資のルールを作る際に気をつけている二つのことをご紹介しよう。
①守れない投資のルールは作らないこと
②後から読んでも同じ決断にたどり着くような再現性のある厳密な文章にすること
先述のことからすると、当たり前に聞こえるかもしれないが上記の二点を意識して私は投資のルールを作成中である。(鋭意修正中)
そんなところで、今日はこの辺にしましょう。