みちほすとの期待値投資ブログ

みちほすとの期待値投資の挫折と成功をありのままに綴るブログ。期待値投資を通して金銭的自由を目指す。Amazonのアソシエイトとして、「みちほすとの期待値投資ブログ」は適格販売により収入を得ています。

みちほすとの投資の勉強方法

ブログの全体感

一通り、ここまで勉強してきた内容を記事にしてきた。

ここからは、勉強を進めて面白かったことや、投資やその他についても少しずつ話題を広げて話をしていければと思う。

 

投資の勉強法について

Youtube

初期の導入にはちょうどいい。むしろインデックス投資までの結論であれば、これだけでも事足りる。

しかし、市場平均を上回るかつ長期投資を志す私にとっては、ノイズも多い。

 

四季報

とりあえず買って読んでみたが、自分は必要性を感じなかった。

辞書代わりに使うような感じだが、バフェットコードやSBI証券のアプリから参照できるので不要だと思った。

 

・書籍:

これがとにかく大事だと思う。

Youtuberは発信し続けなければならないが、本であれば体系的にかつまとめてくれている。

自分はとにかくバフェットと名の付く本を読み漁った。

 

 

おすすめの書籍

・バフェット 伝説の投資教室 パートナーへの手紙が教える賢者の哲学

まずは何といってもこれだ。過去記事にて何度も紹介させていただいているが、

この本と出会って人生が変わった。分厚いが、ぜひともくらいついて読んでいただきたい。

 

・史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力 大不況でも投資で勝ち抜く58のルール

具体的に銘柄の有価証券報告書を読み漁るにあたってはとても参考になった本がこれ。

 

その他もあるが、それについてはおいおい皆さんからの声があれば紹介していこうかと思う。

 

書籍の読み方

紙として読むのもおすすめだが、kindle等で読むのもいいかもしれない。

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お得な買い方

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参考になればうれしい。

銘柄2. 【5210】日本山村硝子

もう一つの銘柄

バフェットコードで選定したPBR<0.2の銘柄で、

銀行株以外で選定したのが

【5210】日本山村硝子

である。

 

日本山村硝子は、日本シェアNo.1のガラス瓶老舗メーカーであり、

私の大好きな「山崎」「白州」のウイスキー

愛おしいビンを作っているメーカーである。

 

ビンはリユース、リサイクルできるのがとてつもない強みなので、

出荷後回収しやすいという観点で、飲食店などに多用されている。

 

コロナになり、飲食店が大打撃を受けているのは周知の事実だが、

飲食店でお酒が売れなくなった結果、日本山村硝子は大打撃を受けた。

かつ、政府からの支援もない。

 

そもそも斜陽産業ということもあり、株価は右肩下がりであったが、

コロナ後、大赤字を叩き、株価はコロナ前の水準には戻っていない。

 

しかし、資産を見ればとても割安だった。

時価総額約90億円に対し、(負債を差し引いた)純資産が450億ほどあったのだ。

コロナが落ち着き、赤字さえなくなれば(浪費癖がなくなれば)、

株価の水準は元に戻ると信じていた。

 

実際に本社や工場にも出向いてみたが、

特段ネガティブな印象は無く、しっかりとした一部上場企業だという印象だった。

年収目当てで買っているわけではないので、

財産目当ての銘柄についてはまあこんなもんかという気持ちで買い進めることにした。

 

結果

結論から言うと、この投資も正しいと明言はできなかった。

なぜならば、持つ資産が固定資産が多かったからだ。

 

赤い本でも述べられているが、

保有資産は現金に換金しやすければしやすいほど良い。

財産目当てで結婚したはいいものの、資産のほとんどが田舎の森だったら、

換金するまでに時間はかかるし、帳簿価格よりはるかに跳ね上がった価格で売れるケースはそうない。

 

もちろんその森の資産価値を正確に見積もる必要はあるが、

私にはまだその能力はない。

 

日本山村硝子の保有資産は、

固定資産、とりわけ工場などの土地や、ビン生産のための機械等が多く含まれていた。

(製造業の宿命なのかもしれない)

 

帳簿価格を見てみると確かに割安に見えるが、

実際その固定資産がどのくらいの価値があるのかを見積もることは

私にはまだできなかったので、手を出すべき銘柄ではなかった。

(手を出すまでにもっと事前調査が必要であった。)

 

赤い本には土地や在庫などの簡単な価値の見積もり方も書かれているので、

興味のある方はぜひ手に取ってみてほしい。

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ちなみに私はこの銘柄を今でも保有しているが、

現在は購入時とほぼ変わらない価格で推移している。

土地や工場機械の正確な資産価値の見積もり方を勉強の上で、

割安と判断できた場合はさらに買い増そうかと思う。

 

※本ブログは特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

私の具体的な失敗談等を踏まえて、自己判断で購入選定ロジックを見出していただき、

投資に役立てていただければ幸いです。

 

銘柄1. 【7173】東京きらぼしFG 

PBRとにらめっこ

ここからは私の具体的な経験に沿って話を進めていく。

先ほどの赤い本を読んで、PBRを見て投資をしていこうと誓った私は、

方針をざっくり決めていくことにした。

まずは私の母語は日本語なので、日本株に対象を絞り、

かつPBR下位40社から銘柄を選定することにした。

 

バフェットコード

https://www.buffett-code.com/

 

上記のサイトで、PBR<0.2と条件を入力して出てきた検索結果を

一つずつ見ていった。

そうすると、大半が銀行株で占められており、銀行株以外の銘柄はいくつかしかなかった。

 

銘柄選び

経験がまだ浅いので、PBR下位40社から極力分散しようと思っていた私は、

銀行株から一つ、その他から一つ選ぶことにした。

まず一つ目に銀行株から着目した銘柄は、

【7173】東京きらぼしFG 

である。

 

選んだ理由としては、PBRが0.1台だったこと、

他の銀行株より利益率が高かったこと、首都”東京”の地銀であること、

もともと東京都の資本が入っていた「東京都民銀行」と合併してできているので

都とのパイプがあること、などを考えながら、とりあえず買ってみた。

 

また、貸出先の”危険度”的なものが有価証券報告書には記載されており、

他の銀行と比較してみたところ、メガバンクほどではないが、

他の地銀と比べると安全そうであった。

 

数字だけだと嫌なので、窓口に行って口座開設をしてみたりもした。

そこでは、なぜわざわざ当行に口座開設を?と問い詰められ、

何を言ってもその場限りのウソのような発言しかすることができなかったので、

ついには株主であることを明かしてしまった。

 

これこそが対面営業力か。と痛感し、この銘柄を買い進めることに決めた。

 

結果

結論から言うと、この投資については間違いであった。

というのも、有価証券報告書をしっかり読み進めると、

優先株式」なるものが発行されていたからだ。

 

優先株式」とは何かというと、企業が資金に困った際に発行する株式で、

議決権はないものの、「普通株式」より、優先的に配当等を得ることができる株式だ。

 

東京きらぼしFGの優先株式には期限が決められており、

普通株式を対価として会社側が優先株式を買い戻す旨が記載されていた。

 

そして、この優先株式は、

バフェットコードにおける時価総額の記載には加味されていなかった。

 

そこで、優先株式を加味の上、再度PBRを計算してみたところ、

PBRは0.2を上回っていた。

 

そう、私の銘柄選定ロジックにおける投資対象ではなかったのだ。

 

結果としては現在含み益で20%ほど出てはいるが、

投資対象を選ぶ際には優先株式に気を付けなければならない、

と気が付いた一つ目の失敗だった。

 

※本ブログは特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

私の具体的な失敗談等を踏まえて、自己判断で購入選定ロジックを見出していただき、

投資に役立てていただければ幸いです。

石油王との結婚(財産目当ての投資)

割安株の好み

先述の記事で割安株には、財産目当てと年収目当ての二つの視点が存在するとお話ししたが、私は断然、財産目当ての投資に興味がある。

将来のことは予測できない前提で投資はすべきだと思っているからだ。

資産であれば、現在の資産が貸借対照表にて確認ができる。

期待値を確実に計算できるからだ。

 

どんなに安定といわれる企業でも、利益については変動しうる。

在りし日の東日本大震災後の東京電力は超安定企業として人気を博していたし、

コロナなんて誰にも予想できなかったはずだ。

安定といわれた鉄道株の値動きが激しくなったのも、予想すらできない。

 

ゆえに、現在確実に積める期待値を追い求めるべきだと考えており、

それは財産目当ての投資を愛する私のスタート地点となっている。

もちろん、年収目当ての投資を否定するわけではなく、

私は現在そこに興味がある、というただそれだけだ。

 

ここまで抽象的な話を繰り返してきたが、

この先からは私の具体的な経験や失敗を交えながら話をしていこうかと思う。

 

ここまでの私の考え方を構築してくれたのは、

下記の本に他ならない。

読むのはとてつもなく大変で難しいが、何度もくらいついて読み進めれば、

自らの投資のリターンを確実に上向けてくれるものと理解している。

 

私のブログのようなチープな表現に丸めてしまうより、

この本を実際に手に取って読んでみることを強くお勧めしたい。

 

 

私はこの本に出会って人生が変わった。

なぜなら将来の夢が投資家に変わったからだ。

 

さあ、楽しくなってきた。

割安株とは?

「投資先は、結婚相手のように選べ」

割安株とは何かお話しする前に、まずは面白い話を紹介しよう。

「投資先は、結婚相手のように選べ」という格言だ。

結婚する相手は人生でそう多くはないため、

人生において重大な決断であることは間違いない。

 

恋愛結婚、打算的な結婚、政略結婚、いろいろあるとは思うが、

ここでは、”お金目当て”の結婚にフォーカスをして話を展開したい。

 

”お金目当て”の結婚

”お金目当て”の結婚のタイプは大きく二つに分けられる。

それは、

①財産目当て

②年収目当て(成長性含む)

の二つだ。

 

①は、結婚相手が持っている(純)資産に着目し、結婚することだ。

これから稼ぐ必要すらない。相手が働いていなくともよい。

ただ気にしなければならないのは、浪費癖がないか、

また、家庭に還元する姿勢があるかどうかだ。

 

②は、結婚相手の年収に着目をし、結婚することだ。

その中でも大きく二つ分類される。

②-1 既に年収が高く、それが安定して得られ続ける。

②-2 現在の年収はそこまで高くないが、スペックが高く、今後の年収の上がり幅に期待ができる。

こちらの場合気にしなければならないのは、労働力が資本になっているため、体が丈夫かどうか。また、年収が得られなくなるリスクなども挙げられるかもしれない。

 

 

財産目当てにせよ、年収目当てにせよ、

現在の自分の価値を見積もり、自分以上の金銭的価値がある人と結婚することを

”お金目当て”の結婚、と言っても差し支えないだろう。

 

あなたは①財産目当て、②年収目当てどちらの方がお好みであろうか。

 

 

割安株とは?

ここで話を戻そう。割安株とは何かというと、

企業の現在の売り出し価格(時価総額)と、①純資産、または、②純利益を比較して、割安な株のことを言う。

気が付いている方も多いと思うが、これらは先ほどの”お金目当て”の結婚と対応している。

そしてこれらを比較した指標には下記の通り名前がついている。

①PBR(= 時価総額 / 純資産)

②PER(= 時価総額 / 純利益)

 

なぜ時価総額の方が分子に来ているかというと、

値が小さいほうが「割安」になるという直感的理解がしやすいためだ、

という風に私は理解している。

 

あなたは、"お金目当て"の結婚をする場合、どちらの方がお好みであろうか。

財産持ちの石油王と、超絶ハイスペックのMIT卒企業家、

どちらと結婚したいだろうか。

 

それを考え抜くと、

おのずと適した投資先選定ロジックが見えてくることになる。

さあ、楽しくなってきた。

割安株を買う理由

期待値をどう積むのか?

期待値がある状態の定義はわかった。では、どのように投資を行えば期待値が積めるのか?

という問いに、少しずつ私なりの回答をしていこう。それは、「割安な株を買うこと」である。割安な株を買うことの重要性を伝える際に、私はよく下記の例をご紹介している。

 

割安株を買う理由

八百屋に、小松菜、青梗菜、ほうれん草が売られていたとする。小松菜は100円、青梗菜は150円、ほうれん草は1000円で売られていた。

どうやら、ほうれん草はコロナウイルスに効くらしいというテレビ放送ののち、急激な値上がりがあったらしい。昨日は800円、一昨日は600円であった。

さて、あなたならどの野菜を買うであろうか?

 

私なりの答えは、

コロナウイルスに効くであろう成分を分析し、その成分の含有量あたりの単価を計算し最も安い野菜を買う。だ。

まさか、ほうれん草を買う人はおるまい。(転売目的で買う方はいるかもしれない。)

 

株式市場の現実

ところが、株の世界ではそれが往々にして起こっている。株式は野菜のような生鮮食品ではないという事情は百も承知だが、将来の成長性を織り込んでいるだの、という理由をつけ、株は上がり続ける。

では、何をどのように織り込んでいるのだろうか?業績が上昇する確率と、その上昇する業績(円)の積を取り足し合わせた"期待値"は一体いくらになり、それがどのように株価に反映されるのだろうか?

少なくとも私には、そのような"期待値"を計算することができない。(算出方法等があり、詳しい方がいらっしゃれば是非とも教えていただきたい。)

 

では、割安株を買うことによる期待値はどのように計算できるのか?

それについては、次の記事以降で説明していこう。

 

投資のルールの重要性

投資のルールの重要性

「抽象的な話ばっかりで、結局どの株を買えば良いのか教えてくれよ」という声が聞こえてきそうだが、もう少しだけ耐えて聞いていただきたい。

よく巷で"投資のルールを作れ"と言われるが、それは何故であろうか。私は、それは大きく二つの理由があると考えている。

それは、

①感情を排除できるから

②再現性のある投資ができるから

である。

 

感情を排除すること

本日実は、ウォッチリスト銘柄のうち購入していない銘柄がストップ高を迎えた。

わずか数ヶ月で買い逃しがこれで2銘柄目である。ウォッチリストに入っている銘柄数は両手に満たないのに、全くこれはなんなんだ。

と、これがリアルな感情である。日々の値動きを見てしまうと気になって仕方がない。少し上昇すれば買いたくなってしまう。

そのような感情起因の売買を止めることができるのが、投資のルールである。冷静なときにバチっと決めたルールに冷酷に従うだけだ。感情での売買をしてしまうと反省が難しいが、ルールに従った売買であればルールを見直せば良い。

それが感情を排除することのメリットだ。

 

再現性のある投資

もう一つの理由は再現性のある投資ができるから、である。ルールを定め、反省を繰り返し、最強の"投資のマイルール"ができたとする。

その後は簡単だ。常にそのルールに従えばいいのだ。冷酷にルールに従い続けるだけで、史上平均を圧倒的に上回るパフォーマンスを得ることができる。

逆にルールを定めない投資をし、少しばかり結果が出てしまったとする。それは"運が良かった"のだ。同じ投資は二度とできない。

つまり、投資のルールそれ自身が資産になりうるのだ。

雑談だが、冒頭で挙げた 「抽象的な話ばっかりで、結局どの株を買えば良いのか教えてくれよ」という質問は、上記の観点から言うとナンセンスである。私の紹介で銘柄を購入したとてそれは"運"であり、再現性は全くない投資である。

魚に価値がないとは言わないが、魚の釣り方にもっともっと大きな価値がある。みなさまには是非ともそれをお伝えしたい。

 

投資のルールを作る際の注意点

上記の二点を意識した上で、私が投資のルールを作る際に気をつけている二つのことをご紹介しよう。

①守れない投資のルールは作らないこと

②後から読んでも同じ決断にたどり着くような再現性のある厳密な文章にすること

 

先述のことからすると、当たり前に聞こえるかもしれないが上記の二点を意識して私は投資のルールを作成中である。(鋭意修正中)

 

そんなところで、今日はこの辺にしましょう。